「新機能と改善のために最新の Powershell をインストールしてください」を消す方法

プログラミング関係

Windows10以降でPowerShellやWindowsターミナルを開くと、「新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!」というメッセージが表示されますよね?

放っておいても害はありませんが、毎回表示されるのが気になるので、消す方法を調べてみました。

WinGetのインストール

WinGetは、Debian系でいうところのaptで、Windowsにおけるパッケージマネージャーです。便利なツールなのですが、標準ではインストールされていません。

ターミナルかPowerShellを管理者権限で開き、下記のコマンドを実行してください。

$progressPreference = 'silentlyContinue';Install-PackageProvider -Name NuGet -Force | Out-Null;Install-Module -Name Microsoft.WinGet.Client -Force -Repository PSGallery | Out-Null;Repair-WinGetPackageManager;

インストールが終わったら、ターミナルを一度閉じ、新しいターミナルを開いてから次の手順に移ってください。

Windows11からMicrosoftアカウントが必須となりました。

ドキュメントフォルダをOneDriveバックアップの対象にしている場合、メインPCでこのコマンドを使用してセットアップした後、メインPCと同じMicrosoftアカウントでログインしているサブPCでこのコマンドを実行すると、エラーが発生します。

エラーの原因は、PowerShellのファイルがドキュメントフォルダに保存されるためです。ドキュメントフォルダをOneDriveバックアップの対象にしていれば、メインPCとサブPCのドキュメントフォルダは共有状態になります。サブPC側で新たに作成されるべきファイルが、メインPCのファイルを参照してしまうためエラーになるのではないかと思います。

サブPCのドキュメントフォルダをOneDriveバックアップの対象から外すことで、このエラーを回避できます。

PowerShellのインストール

ターミナルを開きなおしたら、下記のコマンドを実行します。

winget install --id Microsoft.PowerShell

これで最新のPowerShellがインストールされます。

Windowsターミナルの設定を変更する

新しいPowerShellをインストールしても、そのままでは有効になりません。
Windowsターミナルの設定を開き、「既定のプロファイル」という項目を変更する必要があります。

ターミナルの設定は、Ctrl+,でアクセスできます。
画像の通りに、タブの右側にある「⋁」から「設定」を選択して開くこともできます。

左側の「スタートアップ」を選択したら、右側の一番上に「既定のプロファイル」という項目があるので、クリックして「PowerShell」を選択してください。
下部の「保存」をクリックしてから設定を閉じ、再度ターミナルを開けば、新しいPowerShellが開くはずです。

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